応急措置その6

搬送

傷病者を動かしたり、運んだりすることは、どんな場合にもある程度の危険を伴います。どんなに慎重に運んでも、必ず動揺を与えることになるからです。

 

傷病者の搬送は、非常に重要です。搬送の方法を誤って悪い結果にならないように、現場の状況や環境(協力者・資材の有無)、傷病者の状態(意識の有無)・負傷部位などを把握して正しい方法を選択することが必要です。

 

準備

・傷病者に対する手当は完了したか。

・傷病者をどんな体位で運ぶか。

・保温は適切か。

・担架(応用担架)は安全・適切に作られているか。

・人数と役割はよいか。

・搬送先と経路は決まったか、それは安全な経路か。

 

・1人で運ぶ方法

抱いて運ぶ

傷病者がこどもや体重の軽い人であれば、抱きかかえて運ぶこともできます。ただし、骨折をしている傷病者をこの方法で運んではいけません。

 

 

背負って運ぶ

両膝を引き寄せて抱え込み、傷病者の手首をつかみます。

 

 

後ろから運ぶ

意識のない傷病者など、とりあえず危険な場所から安全な場所へ移すときに役立ちます。

傷病者の足を重ね、頭側から肩の下に手の平を上にして手を入れ上体を起こし、両わきの下から手を入れて、傷病者の臀部を床から上げるようにして引っ張ります。

 

 

・2人で運ぶ方法

両脇について運ぶ

重症者でなく、2人の救助者の首に自分でつかまることのできる傷病者に用います。

救助者は頭側の手で傷病者の背中を支え、他方の手を傷病者の膝の後ろに回してお互いに手首を握り合い、持ち上げます。

 

 

前後について運ぶ

1人が傷病者の背中に回り、わきの下から手を入れ前腕をつかみ、もう1人が傷病者の足を重ねて抱え、傷病者の上体側から立ち上がります。

 

 

・3人で運ぶ方法

両側について運ぶ

傷病者を上向き、または必要があれば下向きにして運ぶことができます。

片側に2人、反対側に1人ついて、傷病者の足の方の膝をついて、手の平を上にして傷病者の体の下に手を入れます。頭側の救助者の合図によって、傷病者を膝にのせ、手首を握り合って、「立て」の合図で立ち上がり、傷病者の足の方向

へ進みます。

 

 

溺れた人の救助・手当

陸の上から

 

身近なものを使うか素手で

引き込まれないように岸に腹ばいになり手をのばして引きよせる。

手がとどきそうもないときは自分のシャツやベルトをとって、あるいは身近にある棒、板きれ、なわ等につかまらせて引き寄せる。

 

 

溺れた人の手当

 

水難事故においても、できる限り早く心肺蘇生法を実施することが大切です。

 

・一刻も早く気道を確保し、水を吐かせるより先に人工呼吸をする。

 

・背が立ち、救助者の安全が確認できれば、傷病者の顔を水面上に出して人工呼吸を始める。

 

・水中では効果的な心肺蘇生法を行うことがむずかしいので、なるべく早くボートに乗せるか、水際に引き上げる。

 

・冷水の中に長時間水没していた溺者が蘇生した例もあるので、あきらめずに蘇生の努力を続ける。

 

・もし、水を吐かせる必要があるときは、傷病者を横向きにし、背中を救助者の大腿部で支え、上腹部を軽く押し、口の角を引き下げて流し出させる。

 

 

 

地震マップ@eq_map


-天気予報コム-
アクセスカウンター
アクセスカウンター
アクセスカウンター