●太陽地震予報における基礎知識

太陽地震予報とは「太陽風によって地震が起こる」という設定に基づき地震を予報する方法です。宇宙天気ニュースの過去5年分のデータから照らし合わせ、地震を予測しますが、様々な要因が絡むので、地震予知精度は「まあまあ」のレベルです。


基本的には、太陽風観察衛星ACEのデータと黒点情報を用いて予報を行ないます。

 

太陽風は太陽から発射されてから4日後に地球に到着するため、地球への太陽風の当たり具合を調べて、過去データと照らし合わせて地震予測を行ないます。そのため、最大でも4日前の地震予測しかできません。

 

太陽地震予報で主に使用するリンク
宇宙天気ニュース http://swnews.jp/
黒点モニター http://solarmonitor.org/
太陽イベント http://www.lmsal.com/solarsoft/last_events/
ACE1日 http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html
太陽放射線 http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/pro_3d.html

 

 

・太陽フレアに関して

太陽フレアは、等級として、最弱 Cクラス⇒Mクラス⇒Xクラス 最強 となっており、例としてC9.9で強さが繰り上がりM0.1クラスとなります。地震とは関係ないと思われますが、これは都市において停電を起こす能力を保有します。


太陽から発射後、およそ30~38時間程度で地球に到着します。停電の被害規模はXクラス単体よりも、C~Mクラス連発のほうが大きいでしょう。

 

 

・CME(太陽ガス)に関して

フレアとよく一緒にでてくるのが、このCMEです。これが地震の原因だとする人もいますが、私はそうではなく、むしろ地震を弱体化させると考えます。とある科学者によれば、CMEは成層圏などの電子を「吹っ飛ばす」らしく、これにより地震の弱体化が見込まれます。

 

 

・黒点情報の見方

宇宙天気ニュースでは、黒点群は1629群、1630群などと番号を振られます。実際は5桁で11629群などが正しいですが、最初の1は省略されます。黒点数は黒点の数であり、アメリカの誰かが数えてくれて宇宙天気ニュースに載せます。数が多いと勢力が強いです。
磁場には等級があり、複雑さ強さにより脅威度が変化します。出現頻度はα、β、βγが多いです。

この磁場と黒点数により黒点規模を判断しますが、これは暗黙知の部分が大きく経験により異なります。

・ACE衛星のデータの読み方

太陽風観察衛星ACEとは、地球と太陽の中間位置、重力つりあいポイント、ラグランジュポイントに展開する人口衛星のことです。

 

つねに太陽正面に存在して、地球に向かう太陽風のデータを10数時間の遅れを持って、地球に送信してきます。太陽地震予報では、地震発生強度、場所を知るための重要なデータとなります。情報は5つのグラフに分類されます。

ACE衛星のデータのグラフの見方

・SDO衛星のAIA193カメラ画像の及び黒点の読み方

SDO衛星カメラ画像。これを見れば黒点勢力は分かりませんが、活動領域とコロナホールの場所が分かります。太陽の明るい場所が活動領域であり、黒い部分がコロナホールです。地震を起こす放射は、なにも黒点だけではなく、活動領域とコロナホールからも放出されます。活発な活動領域からは黒点群が出現しやすいです。大きく強い領域からは、強い放射がよく出ますので、黒点以外も注意して観察することが重要でしょう。

SDO衛星のAIA193カメラ画像

SDO衛星による太陽の可視光写真。

黒点写真では認められる黒点のみの情報です。活動領域・コロナホールは表示されません。カメラ画像と黒点画像を合わせて見れば、太陽の活動状況がよく理解できます。

・リアルタイムAE指数の読み方

リアルタイムAE指数は、オーロラ活動の指標です。グラフ数値が大きくなるほどオーロラ活動が活発となります。

 

太陽地震予報では地球への命中判定として利用します。太陽風の最先端は、発射から数時間で地球に到着してオーロラ活動を起こします。

 

よって4日後に地球に着く放射も地球に当たるでしょう。逆にゼロになれば、全地球的に地震は発生しませんが、ゼロになる状況はめったにはありません。通年では1年に数日程度です。

 

 

リアルタイムAE指数

なおこの図では4時~16時は低い数値ですが、これでも地球に命中しています。完全にゼロの時だけ地震が発生しないと判断します。グラフは2個ありますが、基本的に見るのは下のグラフです。

地震マップ@eq_map


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